怖いパルボウイルス ~家庭での消毒方法~|ひだまり動物病院吉祥寺-武蔵野、杉並、練馬

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怖いパルボウイルス ~家庭での消毒方法~

2016年03月26日

前記にも紹介しました、感染率と致死率(幼少期)の高い、怖いパルボウイルス。
もし大切な家族がこの病気になってしまったら、動物病院での早急な治療はもちろんですが、先住犬やお友達のわんちゃんに感染させない為にも家庭での消毒も重要になってきます。
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パルボウイルスに効果的な消毒薬は?
パルボウィルスはアルコールやクレゾールや逆性石鹸などでは効果が無く、次亜塩素酸ナトリウムという消毒薬で消毒します。
次亜塩素酸ナトリウムは、家庭用ではドッグラッグストア等で販売している塩素系漂白剤を指し、商品名は、キッチンブリーチやハイターなどです。
※衣類用とキッチン用がありますが、どちらも大丈夫です。
中には酸素系漂白剤もあるので気を付けて下さい。

消毒液の作り方
水1Lに対して5%の塩素濃度の塩素系漂白剤の原液を20ml入れ、消毒液を作ります。
これをペットボトルなどの容器に入れて消毒します。
(霧吹きタイプの容器が使いやすくてお勧めです。)
消毒面積が広い場合は、バケツに消毒液を作り、絞った雑巾(塩素雑巾)をお使い下さい。
1回作り、日が経つと消毒効果が減るので、毎回新たに消毒液を作りましょう

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消毒する場所
病気の子のハウスやトイレ、床、食器類など。触った物は全て消毒して下さい。
排泄物は、ペットシーツや新聞紙などの上でさせて、袋に入れてすぐに廃棄します。
(道路や公園などでは絶対に排泄させないで下さい)
使った雑巾類も袋にまとめて破棄します。洗って使いまわさないようにして下さい。

消毒方法
スプレー式の物の場合、噴射して約30分置いた後に拭き取ります。
塩素雑巾で拭きあげる場合、ゆるく絞った雑巾で拭き、乾くまで放置します。
食器類は消毒液に1時間程漬けてから洗剤で洗います。

その際、二次感染を防ぐためにも必ず手袋をして下さい。手荒れの防止にもなります。
塩素系の独特な匂いもあるのでマスクもしましょう。

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多頭飼いしている場合は?
病気の子は必ず隔離しましょう。
パルボウイルスは、感染経路が幅広く感染力も強いです。
感染している子の唾液、鼻水、糞便や嘔吐物の接触又はそれらの飛沫を吸い込んでも感染します。
妊娠しているわんちゃんがいる場合は胎盤感染もあります。

飼主さん本人も病気の子を触った後はよく手を洗いましょう。(人間にはうつりません)

最後に
パルボウイルスは抗体性が強く、室温下で数か月~数年間生存します。
感染しないために一番大切なのはワクチン接種です。
飼う前に販売元でのワクチンの接種の有無をしっかりと確認することと、必要に応じて動物病院でワクチンを接種しましょう。
ただしワクチン効果が現れるまでは約2週間かかります。
その間に感染する危険性もあるので、ワクチンを打ったから、と油断せずに消毒を心がけましょう。

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