イエロードッグプロジェクト|ひだまり動物病院吉祥寺-武蔵野、杉並、練馬

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イエロードッグプロジェクト

2016年09月07日

「イエロードッグプロジェクト」というものがあることをご存知ですか?
私が知ったきっかけは、とある動物病院の液晶テレビでした。
シンプルかつ友好的で素晴らしいと思い、それから一時、愛犬にも付ていました(血の気が多い性格だったので…
そこで、皆さんにも紹介したいと思います

活動は、2012年6月にスウェーデンの犬の心理学者やトレーナーなどのグループが始めたもの
同年9月には運動の主旨に賛同したアメリカ、オーストラリア、カナダの三国の有志が基金を立ち上げて、大規模なプロジェクトに成長しつつあります

現在、オーストリア、ブラジル、ブルガリア、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、南アフリカ、スペイン、トルコ、イギリスの人々がこのプロジェクトに参加しており、ポスターもそれぞれの国の言葉のバージョンが用意されています
活動のヒントは、周囲からの刺激に対して敏感に反応する犬の目印として、「黄色いリボン」を使っていたオーストラリアのドッグクラブから得たそうです
010_yellow.jpg
<活動内容は至ってシンプル>
「黄色いリボンをつけている犬には近寄らず、距離をおいて、そっと見守ってくださいね。」というメッセージが込められています
このメッセージをきっかけに、人と犬との正しい付き合い方を多くの人に知ってもらうことを目標にしています

<どんなわんちゃんが付けているの?>
黄色のリボンをしているわんちゃんは、近づいて欲しくない様々な理由、事情を抱えています
◆健康上の問題がある犬
◆治療中やリハビリ中の犬
◆トレーニング中の犬
◆社会復帰のための訓練中の犬
◆他の犬が怖かったり他の犬に強く反応してしまう犬
◆過去のトラウマを抱えている犬  …etc

黄色のリボンの他にも、黄色のバンダナ、黄色のベスト、黄色のリードもあり、
『I need space』 (訳:私は距離を置きたい)
『Please! give me space』 (訳:どうか距離をおいてください)
『nervous』 (訳:興奮しやすい、神経質)
と、プリントされているものもあります

<もし出会ったら?>
◆自ら触りに行ったり、撫でたりしないでください。
◆そっと距離をあけてあげましょう。
◆道を少しあける、愛犬を近づけないようにする、などと言った気配りをしましょう。

<問題点>
飼い主が安易にイエロードッグ扱いをして犬の社会化の可能性を奪ってしまうことがないような配慮や注意が必要です
そのためにも、きちんと犬のボディランゲージなどを読んで飼い主が勉強しないといけません
イエロードッグプロジェクト.png
現在は、ホームページ・フェイスブックページなどが開設され、「イエロードッグプロジェクト」の主旨に賛同した有志によって、ホームページや啓発用ポスターなどが各国の言葉に訳され広まっています
もちろんまだまだ知名度が低いので、最初は地道に説明していかないとわかってもらえないと思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです

参考文献
The Yellow Dog Project