またたびとは|ひだまり動物病院吉祥寺-武蔵野、杉並、練馬

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またたびとは

2017年06月10日

猫ちゃんがメロメロになってしまうまたたびが一体どんなものか、どうしてメロメロになってしまうのか気になって調べてみました

またたびとは?
マタタビ科マタタビ属のツル性の植物で、本州から九州まで分布しています。
6、7月頃になると白い花が咲かせ、秋頃になると楕円形の実になります。
これを粉末状にしたものがまたたび粉として市販されています。
またたびの花が梅の花に似ていることから別名「夏梅」とも呼ばれます。
また、またたびの花の子房(しぼう)に「マタタビアブラムシ」という小さな昆虫が産卵すると、果実とはならずいわゆる虫こぶのようになります。 これを、木天蓼(もくてんりょう)と呼んで生薬として使われています。
効能は冷え性、神経痛、リュウマチ、腰痛など。入浴剤として葉やつるを使うと、筋肉の疲れや凝りに有効だそうです。

猫にとってのまたたびとは
【与えるとどうなるの?】
猫にまたたびを与えると、頭や身体をこすりつける、くねくねと転がる、興奮して大暴れする、ケンカっぱやくなる、ごはんの食いつきが良くなる…など猫ちゃんの個性によって様々です。
この踊りをまたたび踊りとも言われています
まるで人間がお酒に酔っ払ったように見えますが、アルコールに酔っている状態とは全く違います
またたびの成分が猫の脳の中枢神経を麻痺させ、性的興奮状態を起こすと考えられています
またたびでメロメロになる光景は、ライオンやトラなど猫科の野生動物でもみられるようです。
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【成分は?】
木や葉、実に含まれる有効成分として「β-フェニルエチルアルコール」「マタタビラクトン」「アクチニジン」が含まれています。
「β-フェニルエチルアルコール」という成分は催涎作用(よだれを促進する作用)があります。
「マタタビラクトン」「アクチニジン」はまたたび特有の成分で、この2つの成分が中枢神経を麻痺させ、猫をメロメロにさせる、という仕組みになっています

【与えるタイミングは?】
・食欲が落ちてきたとき
・爪とぎ場所のしつけ
・愛猫と一緒に遊ぶとき
・ストレス解消
またたびの主な効果は食欲増進、ストレス軽減などです
ストレスや夏バテなどで食欲がない時に、フードに粉末タイプをふりかけると食べてくれたりします。(あくまでもふりかけ程度で)
また、しつけとして爪とぎしてほしいところにまたたびを塗ると他でしなくなったりします。飼い主とのコミュニケーションをとる場合にも用いられます
pet_nekojarashi.png
【与える量は?】
またたびと言っても製造過程で効果の強さが変わります
粉末→液体→実→枝→葉の順。と言われています。
そして大事なのが、またたびは食べるものではなく嗅ぐもの。ということ
ですので、ほんの少量でいいのです。
スーパーなどで粉末タイプをよく見かけますが、1袋に入っているまたたびの量は約0.5グラムほどで、小枝なら10㎝ほど。
粉末なら一袋、小枝なら一本までにしましょう。
大量に与えると、場合によっては呼吸困難や心停止を引き起こす可能性もあります
稀に実を飲み込んで詰まらせたり、ふらついて高いところから落ちてしまった、などの事故も起きているようです
初めて与える場合はまず粉末タイプの物を少量、匂いを嗅がせる程度からはじめてみましょう。
主に未去勢のオス猫が強く反応し、一般的には子猫やメス猫はあまり反応しない、とも言われていますが、個体差があるのでいずれにしても量は守った方が懸命です
また、シニア猫ちゃんや身体の弱い猫ちゃんにも少量ずつ与えて様子を見てあげましょう
※効果は一時的なもので依存性はありません。
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【気を付ける事】
保存方法…
有効成分のマタタビラクトンは揮発性のため、密閉性の高い容器や袋で保存しましょう。香りが飛んでしまっては効果が弱くなります。
また、与えてもないのに香りを嗅ぎつけて目の届かないところで大量に摂取してしまう危険性もあります
かならず猫ちゃんの手の届かないところへの保存を心がけてください。