ネコに咬まれて感染?!ニュースで話題の『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』って?|ひだまり動物病院吉祥寺-武蔵野、杉並、練馬

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ネコに咬まれて感染?!ニュースで話題の『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』って?

2017年08月19日

ノラ猫にかまれた50代女性が、重症熱性血小板減少症候群(以下SFTS)に感染し、亡くなっていたことがわかったそうです。


【重症熱性血小板減少症(SFTS)とは】
マダニから人間にうつるウイルス病で、2013年から西日本を中心に発症が認められています。
日本でこれまでに確認されたSFTS患者の年齢層は5歳~90歳。
(全患者の約90%が60歳以上、亡くなった患者は50歳以上。高齢者は重症化しやすい)

≪人の症状≫
発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)、時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸不全症状、出血症状(歯肉出血、紫斑、下血)


マダニってどんなもの?

【フタトゲチマダニ】
フタトゲチマダニ1.jpg
フタトゲチマダニ2.jpg

【タカサゴキララマダニ】
名前はキレイだけど、気持ち悪い、、、
タカサゴキララマダニ1.jpgタカサゴキララマダニ2.jpg
(国立感染症研究所昆虫医科学部提供。厚生労働省ホームページより。)


本当にノラ猫から女性に感染したのか、このノラ猫が本当にSFTSを発症していたかは不明ですが、
このノラ猫もSFTSの症状がみられたこと、女性にマダニの咬み跡がなかったことから『世界初、ネコに咬まれて感染、死亡』と考えられているようです


【ワンちゃん、ネコちゃんの症状】
発熱(39℃以上)、白血球減少症(5000/ mm3以下)、血小板減少症(10万/ mm3以下)、食欲消失、さらに入院を要するほど重症
細菌・原虫・ウイルス(パルボウイルスなど)の感染が否定された場合はSFTS疑わしい。

※ほとんどのワンちゃんは感染しても、症状が出ることはありません。
しかし少ない例ですが、おうちのワンちゃん、ネコちゃんで発症した例もある
ようです。
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【どうやって予防したら良いの?】
ダニの駆虫薬の投薬がとても大事です。
つけるタイプ、ワンちゃんはおやつタイプもあります。


【うちの子にマダニが付いていたらどうすればいいの?】
マダニのアゴがしっかり食い込んでいる場合、無理に引っ張ると皮膚に残ってしまうことがあるので、獣医師に相談してください。

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特効薬のないウイルス病
マダニは日本中にいます。
SFTSに限らず、病原体を持っている場合がありますので、大事なワンちゃん、ネコちゃんのために、駆虫をしっかりしましょう
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