ノーズワーク|ひだまり動物病院吉祥寺-武蔵野、杉並、練馬

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ノーズワーク

2017年10月28日

犬は嗅覚に優れた動物で、人間の100万倍~1億倍と言われています。
嗅覚を使うことは犬にとってたくさんの良いことがあります。
この能力を最大限に活かせるノーズワークについて紹介したいと思います。

●ノーズワークとは?
ノーズワークとは、嗅覚を使って行う新しいドッグスポーツです。
元々はアメリカの保護施設で保護犬の心身の健康のために行われた遊びでした。
ノーズワークには、目的に応じた2つのステージがあります。
1つ目が「フードステージ」。隠したおやつを探させて、遊び感覚で行います。
ノーズワークとは区別して、フードサーチとも呼ばれることもあります。
2つ目が「臭気ステージ」。アロマオイルの匂いを探させて、時間を競う競技会で行われるステージです。
アメリカでは競技会が開催されると、たくさんの参加者が集まる大人気のスポーツです。
日本でも、トレーナーさん達がセミナーや体験会を開いてノーズワークを広めようと活動しています。
犬 嗅覚.png

●特徴
ドッグスポーツと聞くと、走ったり、ジャンプしたり、ハンドラーの指示に従って行うイメージがありますが、ノーズワークは少し違ったスポーツです。
犬の年齢、犬種、運動能力に関係なく行えます。嗅覚が使えて、歩いて探すことができれば老犬や、視力が弱い子、車いすの子なども行えます。
また、自主性を育てることが目的の1つなので、ハンドラー(飼い主さん)からの指示を出してはいけないことになっています。
基本的なしつけに自信がない子でも挑戦しやすいドッグスポーツです。
競技会レベルの参加になると、もちろんルールがあるので練習やしつけが必要となってきますが、日常の遊びやトレーニングを目的で行う場合は簡単に始められます。
犬 車椅子.png

●得られる効果
全ての犬は狩猟本能を持っていますが、現代社会ではその能力を発揮する場がほとんどありません。ノーズワークは自分の力で匂いを探し、報酬(見つけたおやつ)を得ます。
怖がりでシャイな子は成功することで達成感を感じ、自信を取り戻すことができます。元気いっぱいで落ち着きがない子は、狩猟本能が刺激されて匂いを探すことで集中力や自制心がつくようになります。
嗅覚を使うと、本能的欲求を満たし心身ともに満足させます。運動不足解消、脳の活性化、高齢犬の認知症予防や、問題行動の改善など様々な効果が期待できます。

●遊び方
①空き箱を複数個と好物のおやつ1種類を用意します。
②おやつが入っている箱と入っていない箱をまばらに置いておく。
③自由に犬に歩かせて嗅覚を使って見つけさせる。
④おやつを食べたら、犬に気づかれないように箱の中におやつを追加していく。
ノーズワーク.png
<注意点>
・飼い主さんは指示をださない。
➡自分で考え、行動することで自立心を育てるため。
・犬の集中力はだいたい1分~2分ほどなので、短時間で終わらせる。
・終わりにする時は、必ず成功させて終わりにする。

➡成功することで、自信がつくので失敗を繰り返さないようにするため。
・犬がおやつを見つけても、褒めたり喜んだりしない。
➡集中力を途切れさせないため。
犬が遊び方を理解したら、箱の数を増やしたり少し高さのある場所に箱を設置して難易度をあげてもいいでしょう。
また、ノーズワークマットというおやつを隠せるマットも販売されています。
最初は箱を怖がったり、匂いを見つけられず飼い主さんに助けを求めたりするかもしれません。つい手助けしてあげたくなりますが、そこはじっと我慢して下さい。

ノーズワークを通して愛犬の新たな才能や表情を発見することができます。
幼犬から老犬まで遊べるスポーツなので、ご自宅で挑戦してみて下さい。