犬の耳の形
2019年06月01日



全体的に立ち上がった耳をプリックイヤーと言い、耳先が丸いものや尖ったもの、大きさなどでさまざまに分類されます。オオカミやキツネ、ジャッカルなど、イヌ科の野性動物はすべてが立ち耳です。
ジャーマンシェパードや柴犬、シベリアンハスキーなどがプリックイヤーです。



付け根が広く先端は丸く、耳と耳の間隔が広いのが特徴です。コウモリの羽の形に似ているため、バットイヤーの名がつけられたそうです
ウェルシュコーギーやフレンチブルドックがバットイヤーです。



バタフライイヤーは大きな立ち耳に豊富な飾り毛が特徴で、顔全体で蝶が羽を広げたように見える耳の形です。パピヨンやロシアントイテリアがバタフライイヤーです。
ロシアントイテリアにはロングコートとスムースコートがあり、ロングコートのロシアントイがバタフライイヤーです。



耳の付け根は細く、先に行くに従って広くなり、先端は尖っている耳の形です。ろうそくの炎のような形からキャンドルフレームイヤーと名づけられたそうです。
ミニチュアピンシャーやイングリッシュトイテリアなどがキャンドルフレームイヤーです。



ボタンイヤーは途中で折れている半立ち耳のなかでも、耳の穴を覆うほど耳が垂れているのが特徴です。テリア種に多く、ジャックラッセルテリア、ワイヤーフォックステリア、エアデールテリアなどがボタンイヤーです。



立ち耳で耳先が少しだけ折れている耳の形です。プリックイヤーとボタンイヤーの中間くらいなのでセミプリックイヤーとも呼ばれています。
ラフコリーやシェットランドシープドッグ(シェルティ)などがコックドイヤーーです。



途中から折れた耳が後方にねじれ、耳の中が見える形をローズイヤーと言います。耳たぶの重なった様子がバラの花に似ていることからローズイヤーと名づけられたそうです。
ブルドッグやイタリアングレーハウンド、ウィペットなどがローズイヤーです。

どうでしたか?まだこれで全部じゃないので次回に続きます
