水中毒、塩水中毒|ひだまり動物病院吉祥寺-武蔵野、杉並、練馬

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ペットの気になる症状

水中毒、塩水中毒

2019年09月07日

水中毒、塩水中毒って知っていますか?
あまり聞かない言葉だと思いますが、川や海に行く人に知っておいてほしいので
紹介します

水中毒(低ナトリウム血症)
水中毒とは、大量の水分を摂取することによって起こる中毒症状のことです。大量の水分を飲むと体内の水分量が過剰な状態になり、排泄量を上回ってしまいます。大量におしっこをしたところで、摂取した水分を排泄しきれない状態となります。この状態になると、血液が水で薄まり、血液中のナトリウム濃度(塩分濃度)が正常値より低下、真水に近い状態となり低ナトリウム血症をおこします。

塩水中毒(高ナトリウム血症)
塩水中毒とは過剰に塩分を摂取すると、血液中のナトリウムが急速に上昇します。そうなると重度の場合は脳細胞が萎縮し中枢神経に障害が起こります。また、心臓疾患や腎臓病などの病気を持っている犬の場合は、病気が悪化する可能性があります。また、血液中のカリウムの量が増えることから、不整脈など心臓の機能障害が起こり、最悪の場合は心停止が起こります。さらに、塩水中毒は時間をかけてゆっくりと進行します。早めに症状が出ることもあれば、最初は元気でも2~3日後に症状が出ることもあるので少しでも具合が悪そうだったらすぐ動物病院に行くようにしましょう。

水中毒の症状        塩水中毒の症状
・疲労や虚脱した様子   ・脱水
・ふらつき等の歩行困難  ・発作
・腹部の膨満、多量の排尿 ・重度の脳障害(呼びかけても反応しなくなる)
・よだれ、痙攣      ・下痢、嘔吐
・呼吸困難、昏睡     ・痙攣、昏睡
・死亡          ・死亡

犬 ぐったり.png

対策
こまめに休憩をする
15分程度で一度休憩させることを目安にしましょう。これはあくまでも目安の時間なので小型犬の場合は、もっと頻繁に休憩させるようにしましょう。

ボールの代わりフリスビーなどを使う
何かを投げて遊ぶ場合は、口を大きく開けない物が良いでしょう。口を大きく開けてしまうと大量の水を摂取してしまう可能性があるので水中毒、塩水中毒のリスクが高まります。ボールだと口を大きく開けてしまうので、ボールの代わりとなるフリスビーなど口を大きく開けずにくわえられる平らなおもちゃを水遊び用に用意しておくことがおすすめです。

海や川へ行く時は、最寄りの動物病院を事前に確認しておく
海や川など行った時に、近くに動物病院があるとは限りません。携帯電話の電波が通じない場合もあります。そのような場所へ行く場合は、もしもの時の備えとして、最寄りの動物病院をあらかじめ調べてから出かけるようにしましょう。

泳ぐ犬.png
楽しむために遊びに行ったのに、悲しくなるのは嫌ですよね
十分に注意をして楽しく水遊びをしましょう