猫がダンボール箱を好きな理由
2019年09月28日
<ダンボール箱に入る>
●落ち着くから

野生時代は茂みなどに身を隠して外敵から身を守っていました。
その暮らしの名残で、体を隠すことができる狭い場所を好みます。
ダンボール箱のサイズ感は安心し、落ち着くため、中に入るのを好む猫が多いのだと思われます。

●快適な空間

ダンボールの素材は通気性や保温性に優れています。
夏は涼しく、冬は暖かくなるので過ごしやすい空間が保たれています。
また、防音効果もあるので一人になりたい時などは最適な場所と言えます。
●ストレス回避

オランダの保護施設で行われた研究によると、箱を与えたグループの猫と与えなかった猫のグループではストレス度が著しい差があることが分かったようです。
隠れられるという行動はストレス回避につながると考えられています。
●好奇心

箱の中に獲物がいるのでは?と好奇心から中に入ったり、ダンボール箱に身を潜めて急に飛び出すという行動が見られます。
猫は狩りをする時、身を隠して待ち伏せて獲物を狩ります。
その狩猟本能の感覚を思い起こしているのかもしれません。

<ダンボールを噛む>
●歯が痒い

乳歯の生え変わり時期は歯が痒くなります。
そのため何か噛みたい衝動に駆られるためダンボール箱を噛むことがあります。

●ストレス発散

遊びたい、注目を浴びたいなど何か不満がある時にストレス発散でダンボール箱を噛むことがあります。
ダンボールを噛む子の場合、誤飲しないよう注意が必要です。
ダンボール箱が好きな理由には、居心地の良さだけでなく、野生時代の名残も関わっていることが分かりました。
ストレス軽減にもつながるので、お部屋に1つ置いておくのもいいかもしれないですね。