花粉症という表現は一般的ではありませんが、一言で「ない」ということではありません
アレルギー反応を起こす原因となる物質(抗原)を「アレルゲン」といいますが、ペットでも花粉はアレルギーの原因の一つです。
花粉に対するアレルギー反応と捉えれば、いわゆる「ペットの花粉症」と呼べるかもしれません
そして、ここ10年ぐらいの間に、犬や猫などのペットの花粉症が急増しているようです
どんな症状なのか、どういった対策をすればいいのか、まとめてみました。
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主な症状
<犬>
花粉が皮膚に付着することから、皮膚症状が出ると言われています
皮膚が赤い、皮膚を痒がる、あるいは掻き過ぎて毛が抜けたり、炎症を起こしてしまうこともあります💦
ほかのアレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎と症状はほとんど変わらないようです。
<猫>
犬と違い、人と似たような症状が出やすいようです。
主に目が腫れぼったくなる、しょぼしょぼする、くしゃみ、鼻水、元気がなくなる、など。皮膚炎にもなります
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急に上記の症状が、花粉の飛散の多い時期に出始めたら花粉症を疑います。
※花粉症の時期
スギ=2~4月
ヒノキ=3~5月
イネ=5~10月
ブタクサ=8~11月

しかし、季節性と症状から花粉症と断定はできません。他のアレルギー反応か、別の病気のサインかもしれません
このような場合、早めに動物病院で診察してもらいましょう。ただし、猫の場合、病気にウィルス性鼻気管炎という病気がありますが、この病気と症状がよく似ているので、はじめはウィルス性鼻気管炎を疑うこともあるようです。

ペットが花粉症にかかったら
<犬>
なるべく花粉を体に付着させないことが大切です。
・花粉が大量に飛散している時間帯のお散歩は避ける(早朝か夜間が良い)
・なるべくツルツルした生地のウェアを着せる
・ブラッシングは花粉を舞い上げてしまうので濡れタオルなどでやさしく毛並みに沿うように拭いてあげる。
<猫>
猫の場合、室内に花粉を持ち込まないようにすることが大切です。
・家の中こまめに掃除をする
・空気清浄機を置く
・猫を外に出さない
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人はマスクや眼鏡などあらゆる花粉対策グッズがありますが、犬や猫達はそのようなアイテムを着けることはできませんよね
だからこそ、飼い主が意識して花粉からペットを守ることが大切になります。
すでに花粉は飛んでいます。辛い思いをさせないためにも花粉対策をしてあげましょう

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