マンソン裂頭条虫

春分の日も過ぎ、季節も次第に春めいてきました。春になると、毎年どこかの道端や公園などで必ず出会う生き物がいます。ヒキガエルです。今年も、3匹のヒキガエルに出会いました。苦手な方もいらっしゃるとは思いますが、良く見てみると、どっしりとした体型に顔の表情など愛嬌たっぷりです。
カエルは、ワンちゃんネコちゃん達に関係のある寄生虫の中の、マンソン裂頭条虫の二番目の宿主として知られています。

今回は、ワンちゃんネコちゃんのマンソン裂頭条虫症について少しだけお話させていただきたいと思います。

マンソン裂頭条虫とは・・・
サナダムシ(条虫)の仲間で、イヌ科、ネコ科の動物(終宿主)の腸に寄生する寄生虫です。
きしめんのような平たい形をしており、長いと体長1メートル程になるそうです。

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ワンちゃんやネコちゃんへの感染経路・・・
条虫の卵がかえってケンミジンコ(第一中間宿主)に寄生し成長、カエルなどの両生類(第二中間宿主)やニワトリやアヒルなどの鳥類に摂取され幼虫となります。終宿主であるワンちゃんやネコちゃんがこれを摂取すると成虫へと成長し小腸に寄生します。虫卵は便と共に排出され、サイクルを繰り返します。

症状・・・
症状が現れないことも多いそうですが、多数寄生すると嘔吐や下痢、食欲不振などが見られるそうです。
条虫の片節(からだの一部がちぎれたもの)が肛門から這い出してうごめくため、気になってお尻を地面にこすりつけるなどの行動をすることもあります。虫体が、肛門からぶら下がった状態で見つかることもあります。

治療法・・・
検便で調べることができます。
駆虫薬の投与にて、駆虫します。

予防法・・・
ワンちゃんやネコちゃんが、カエルなどの第二中間宿主を摂取してしまう機会をなくすように心がけましょう。
ケンミジンコが繁殖しないように、飼育環境を清潔に保つことも大切です。

お散歩で、気になるものをパクッとしてしまうワンちゃんや、お外でちょっとワイルドに過ごすようなネコちゃんは定期的に検便をしてあげるのも良いかもしれません。

参考文献
犬・猫エキゾチックペットの寄生虫ビジュアルガイド
発行所
インターズー

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