子犬の食事

●フード選び
成長期は骨格や筋肉、内臓などの体の組織が急速に発達します。
そのため、成犬のおよそ2倍のエネルギーを必要とします。
必要なカロリーや成分が十分入っている子犬用、成長期用、パピー用などと記載されている総合栄養食を選びます。

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●食事の回数
<生後3ヶ月~5ヶ月>
消化機能が未熟で、胃も小さいため一度にたくさんの量は食べられません。
1日3回に分けて与えるようにします。
<生後6ヶ月>
成長がゆるやかになり、食欲もそれに伴い低下します。
この頃からは1日2回の食事にします。
いきなり1食分を抜くのではなく、徐々に量を減らしていき3回から2回に
切り替えて下さい。

●1日の食事量
メーカーにより1日の食事量は違うため、パッケージに記載されている
給与量を参考にします。
犬種やフードによって前後しますが、だいたい5ヶ月頃までは給与量は増えていきます。
5ヶ月頃がピークとなり、6ヶ月頃からは給与量は減るのでいつまでも食事量を増やさないよう気を付けましょう。
子犬の成長は早いため、こまめな体重測定が必要です。
また、体重だけでなくボディコンディションスコアも確認しましょう。

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●フードの切り替え
<切り替えの目安>
3ヶ月 :ふやかしからドライフードへ
6ヶ月 :避妊・去勢手術を終えた場合は成犬用フードや、避妊・去勢後用のフードへ
10~12ヶ月 :小・中型犬の子は成犬用フードへ
12~18ヶ月 :大型犬の子は成犬用フードへ

●気を付ける事
<食べ過ぎに注意>
過剰摂取により下痢や嘔吐を起こすことがあります。
また、成長期に太ると体質的に太りやすくなると言われています。
食事管理はきちんとしましょう。

<異物の誤飲に注意>
成長期の子犬は食欲旺盛です。
また、なににでも興味を示し口にすることが多いので人間の食べ物や、生活用品など
誤って食べないように生活環境を見直しておきましょう。

<食べ残しを放置しない>
20~30分経って残っている場合は片づけましょう。
いつまでも放置しておくのは衛生的によくありません。

子犬の時期は日々成長していき、短い期間であっという間に成犬になります。
体の土台作りとなる成長期の食事はとても大切です。
その後の健康状態にも影響するため、しっかりと食事管理をしてあげましょう。

参考文献 基本からよくわかる犬と猫の栄養管理
日本ヒルズ・コルゲート株式会社 ヒルズのサイエンスダイエット総合カタログ
ROYAL CANIN プロダクトブック2015

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