犬・猫の感染症について ⑥猫白血病ウイルス感染症|ひだまり動物病院吉祥寺-武蔵野、杉並、練馬

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ペットの気になる症状

犬・猫の感染症について ⑥猫白血病ウイルス感染症

2014年08月29日

猫白血病ウイルス感染症は、猫白血病ウイルスに感染して起こります。このウイルスに感染すると、その20~30%のネコに白血病やリンパ腫といった血液の腫瘍が発生します。しかし、実際には、血液腫瘍よりも、その他の様々なネコの病気の原因になっていることの方が多いそうです。
一般的に若齢猫、特に4ヶ月未満の子猫では免疫が不十分な為、ウイルスを排除できずに感染する確率が高いそうです。一方、健康な成猫では多くが、免疫によりウイルスを排除します。

感染
猫白血病ウイルスの感染は経口感染で起こり、毛づくろいや同じ食器で飲食することによって感染し、唾液や鼻水を介して伝染します。
一方、咬み傷からウイルスが侵入した場合は、かなりの高確率で伝染すると考えられています。しかし、感染を受けても発症せずに、体内から消えてしまうこともあります。
母ネコが感染している場合は、胎盤や母乳を介して子猫に伝染することがあります。

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症状
ウイルスに初めて感染すると、感染後2~6週目にリンパ節の腫れと発熱が起こります。血液検査では白血球減少や貧血などがみられます。
一般に、この時期の症状が軽いか無症状の場合は一過性の感染で終わり、症状が重度のときは持続感染になりやすいと言われています。持続感染によって引き起こされる疾患には、ウイルスが直接的に関与して発症するものと、ウイルス感染が引き起こす免疫不全や免疫異常に関連して二次的に発症するものがあります。
二次的に発症するものとして、猫伝染性腹膜炎、口内炎、トキソプラズマ症などがあげられます。

治療
インターフェロンを投与することで、持続感染になる確率を下げることができる可能性があります。しかし、この治療がどこまで有効なのかは不明瞭です。
持続感染の猫に対しては、ウイルスを体からなくしてしまう根本的な治療法はありません。対象療法や免疫力を高めるような治療を行います。

予防
最も効果的な予防法は、感染猫に接触をさせないことです。外には出さず、室内で飼育していれば、感染の可能性は非常に低くなります。また、ワクチン接種でも感染を予防することができます。
ワクチン接種については、以前の記事でもご紹介しました

ワクチンの接種により防げる病気なので、ワクチン接種は定期的にしっかりと行いましょう。
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