犬猫の予防について ②マダニ|ひだまり動物病院吉祥寺-武蔵野、杉並、練馬

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ペットの気になる症状

犬猫の予防について ②マダニ

2014年03月16日

『犬猫の予防』というテーマで、今回は「マダニ」についてご紹介します。

マダニは、一般に家の中に住むダニとは違って固い外皮に覆われ、大きさは吸血する前のもので約3~4mm、イエダニといった微小ダニの約8~10倍に相当します。
日本に分布するマダニのうち、フタトゲチマダニ、ヤマトマダニなどの約20種類が犬に寄生します。
8本脚からなる節足動物で、昆虫ではなくクモやサソリに近い生き物です。

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マダニの唯一の栄養源は、動物の血液です。
幼ダニ・若ダニは発育・脱皮のため、成ダニは産卵のために吸血します。
その吸血の際に、原虫やウイルス、細菌などさまざまな病原体の重要な媒介者となることがあります。
吸血後は写真のように体が大きく膨張し、100倍以上の体重になります。

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次に、ダニがどこにいるかというと、やぶや草むらなど、都会の公園や河原などにも生息し、散歩のときに寄生する機会を狙っています。

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ダニは多くの病原体を媒介しますので、吸血による貧血や皮膚炎だけでなく、命さえ脅かす病気にかかる可能性があります。
特に恐ろしいのが「犬バベシア症」で、バベシア原虫が犬の赤血球に寄生して破壊し、貧血、発熱、食欲不振、黄疸などが見られ、急性の場合は死に至ります。

犬猫だけでなく人にも被害をもたらし、日本紅斑熱、ライム病などが挙げられます。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、2013年に日本でも初めて死亡例が報告された恐ろしい病気です。
以前、「SFTSについて」という、マダニが媒介する病気について掲載しました

では、マダニがついているかどうかのチェック方法ですが、
頭、耳、目のふちやお腹、足指の間や背中、、内また部分、おしり(肛門)の周りなどをチェックします。

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もしマダニを発見しても、決して無理に取ろうとはしないでください。
吸血中のマダニは、セメントのような物質でしっかり咬み付いているため、引っ張ってもなかなか取れません。
無理に取ろうとすると、口器だけが皮膚内に残り、化膿などの原因、病原体をペットにうつしたりするので、見つけたらすぐに病院へ連れて行きましょう。

マダニの予防については、月1回を目安として薬剤を投与します。

参考文献、画像転載元:
日本全薬工業株式会社「フロントラインプラス」
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