シニア期のワンちゃんネコちゃんとの過ごし方

近年、医療技術の進歩やフードの高品質化により、ペットの長寿化が進んでいます

大切な家族と長く過ごせるのはうれしい事ですが、ワンちゃんネコちゃんの時間は人間よりも早く進みます。
そのため、昨日まで普通だったこと、当たり前だったことが急にできなくなるなど、老化は突然やってきます。
変化に気づき、状況に応じて生活環境を整えてあげることで幸せな老後生活を過ごしてもらいましょう✨

今回は、そんなシニア期に入ったワンちゃんネコちゃんについてまとめていきます。

ーいち早く老化に気づく「チェックポイント🚩」の例 ー

◇耳が遠くなる_呼んでも気づかないことが多くなった

◇目が見えなくなる_おやつを食べる時、手までかじるようになった

◇食欲の増進_通常よりも食事に対する執着心が増加する

◇運動能力の低下_お散歩で疲れることが多い、いつも登っているキャットタワーに登れなくなった/降りられなくなった

◇寝ている時間が長い_一日のうちの活動時間が短くなった

我が家の子は15歳とハイシニアなのでお出掛けでは足腰の負担を考えてカートも使っています。

ー老化に気づいたら、私達家族ができること💓ー

◇部屋の模様替えをしない

- 視力が弱くなっている中で急に家具の位置が変わると事故につながる危険性があります。
また、夜も真っ暗にせず常夜灯を点けておくものよいでしょう。

◇家の中をバリアフリーにする

- 視力の低下や運動能力の低下により、小さな段差でも転倒の危険性があります。
またネコちゃんに関しては排泄を自分でしたい子が多いため、寝る場所とトイレの位置を近くする、
出入りしやすくするなど工夫を行うとよいです。

◇お手入れの見直し

- 高齢になってくると爪が脆くなったり、皮膚が弱くなったりします。爪切りやブラッシングは「優しく」「手早く」行いましょう。

◇いつも以上に室温に気を遣う

- 年齢を重ねるにつれて体温調節機能も低下していきます。暑い時期、寒い時期の室温調節にはこれまで以上に気を遣うとよいです。

寝ている時間が増えるシニア期では同じ場所(特に肩甲骨など出っ張っている部分)に長時間負荷がかかると床ずれを起こしやすいです。低反発マットなどで負担を分散させるとよいです。

ここまでシニア期に起こる現象についてまとめてきましたが、もちろんシニア期になれば病気のリスクも高まります。どちらにせよ初期の段階での気づきと対策が重要です。病気であれば早期発見により回復を見込める可能性もありますし、老化であれば生活のケアで健康寿命を延ばすことにつながります。食欲や排泄など、日々を共に過ごすワンちゃんネコちゃんの「通常」をよく知っておくことが、「異常」をいち早く察知する一番の手段です。定期的な健康診断で身体状態を把握しておきましょう

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