猫のふみふみ行動について

皆さんは愛猫が前肢を交互に動かしてふみふみと足踏みをしている姿を見かけたりはしないでしょうか🤔

このふみふみ行動は正式には「ミルクトレッド(milk tread)」または「ニーディング(kneading)」と呼ばれています。

・なぜふみふみするのか?

主に母猫のミルクを飲んでいた子猫の名残だと言われており、生まれたばかりの子猫は、母猫のお乳の出をよくするために前肢をふみふみしながら飲みます。

前肢をグーパーさせながらおっぱいを刺激することで母乳の出をよくすることが知られています。

また、子猫は母猫のおっぱいを押すことで、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」や「プロラクチン」の分泌をを刺激することで、母乳の出を促しているとも言われています。

多くの場合は離乳し成猫に成長していくことでこの仕草は見られなくなりますが、おうちで飼育されている猫の場合には、飼い主という母親のような存在が傍にいます。

そのため、いつまでも子猫の気分が抜けずにふみふみするのではないかと考えられているそうです。

・どんな猫がふみふみするの?

ふみふみ行動は品種、性別、年齢に関係なく見られます。去勢・避妊した猫も関係ありません🐱

一説には子猫の時に母猫と過ごす時間が短かった猫の方がふみふみする傾向が強いと言われていますが、親離れできていないわけではありません。

あくまでも子猫の時の名残と癖で、無意識のうちにふみふみ行動をしているだけなのです。また、ふみふみしない猫もいますが精神的に自立できている証拠であり問題ありません。

・ふみふみするのは甘えだけではない?

<眠い>

寝る前のまどろんでいる時に行うことが多く、しばらくすると満足したように眠りにつきます。

<空腹>

これも名残の一つでお腹がすくと母猫のお乳をおねだりしているつもりでふみふみを行います。

<不安>

これは稀だそうですが、不安になった時に気を紛らわせるためや落ち着くためにふみふみすることがあるそうです。

・ふみふみと一緒に見られる行動

<くねくねする>

ふみふみしながら体を左右にくねくねする仕草は全身で嬉しい気持ちを表しています。

<布などを吸う>

母猫のおっぱいを吸うように、毛布などを吸う仕草をとることがあります。

これは「ウール・サッキング」と呼ばれる症状の1つで、子猫の頃に母猫から満足に愛情を受けずに育ち、甘えることに執着している状況と言えます。

そのため、猫が布などを吸う仕草は赤ちゃんに戻っていると言えます。

この行為自体に問題はありませんが、布を噛みちぎって飲み込んでしまわないように十分注意してみてあげましょう⚠️

<グーパーする>

前足をグーパーする仕草はふみふみと同様に、リラックスしている証拠です。

<ゴロゴロと喉を鳴らす>

ふみふみしながら喉をゴロゴロと鳴らしていたら、それは気分がとても良いことを知らせている、または飼い主に甘えている場合がほとんどです。

近くに来てこの仕草を見せたらたくさん甘やかしてあげましょう。

いかがでしたか?猫のふみふみ行動には甘えが根本的にあるようです。愛猫がふみふみしてきたら優しく見守ってあげてください😻

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