わんちゃんの脂肪腫

数年前のある日、いつものように愛犬と遊んでいたら、
身体にイボのような出来物を見つけた経験がありました。
しかも1か所だけではありません

なんだろう、もしかして腫瘍?なにか悪いものだったらどうしよう…と不安が募り
病院へ連れて行くと、獣医師からの診断は「これは脂肪腫ですね」とのことでした。

脂肪腫とは、皮下の脂肪が異常に増殖して、しこりを形成したもので良性の腫瘍です。
犬の腹部や胸部、脇の下などの皮下組織に脂肪の塊となって現れ、
数年かけてゆっくりと大きくなっていきます。

良性の腫瘍なので、犬の健康に害を与えることは少ないと言えます。
ただし、大きくなったものや、筋肉の間にできたものなど、
その大きさと重さによって生活上の大きな問題となることもあるため注意が必要です。

私の愛犬は胸部と後ろ足に脂肪腫がありますが、
後ろ足はかかとの部分のため、大きく成長しすぎると歩行に影響が出る可能性もあります。

ブログ用写真13.jpg

脂肪腫の診断方法としては、年齢や腫瘍の形態的特徴に加え、
【細胞診検査】といって腫瘍に針を刺して細胞を採取し、顕微鏡で観察して
内容を確認することで診断することもできます。
基本的には麻酔なしで行える検査です。

上記にも記載した通り、良性の腫瘍のためそれ自体が悪さをすることは少なく、
しばらく経過を観察する場合もあります。
治療を行う方法としては外科的な手術で摘出を検討することができます。

脂肪腫が体の機能や運動性を低下させているような場合、
しこりが大きくなって周囲を圧迫している場合、
飼い主様にとって脂肪腫の存在が外見だけでなく
管理上も含めて非常に煩わしい場合等には外科手術による切除の対象となります。

全身麻酔での手術であることに加え、脂肪腫は多発する場合もあり、
一度切除してもまた違う箇所に発生する可能性があります。
実際に私の愛犬も一度脂肪腫の切除手術を行いましたが、
今ある脂肪腫はまた別のところにできたものです。

幸い今は気にする様子もなく元気に過ごしてくれていますので、
ひとまずはこのまま経過を見つつ脂肪腫と付き合っていくことになります。

最後に、脂肪腫は特定の犬種に発生しやすいというような傾向は無く、
どの個体にも起こりうるものです。
発生原因が不明なため、私たち飼い主が発症を未然に防ぐことは困難です。
日頃から愛犬の体をこまめに触ることを心がけ、
「しこり」がみられた場合は、早めにかかりつけの動物病院にご相談ください

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