ネコちゃんの目の色や、目・毛の色の組み合わせについて

ネコちゃんは目や毛の色が様々で個性豊かですが、その目の色や目・毛の色の組み合わせがどう決まるか皆さんご存じでしょうか?今回はそんなネコちゃんの目や毛の色についてまとめてみました!

目の色について
 🐱何種類?
  →大きく分けて青(ブルー、アクア、サファイア)、緑(グリーン、エメラルドグリーン)、ヘーゼル(グラデーションカラー)、黄(イエロー、ゴールド、アンバー)、銅(カッパー)の5種類と言われています。例外でアルビノの赤、左右で色が違うオッドアイを持つ子もいます。

 🐱どう決まる?
  →目の色は目の虹彩に含まれるメラニン色素量で決まり、そのメラニン色素の量はそれぞれが持つDNAによって決まります。そのため、遺伝的に紫外線が多いアフリカ・アジアなどの暖かい地域が原産の子は色素が濃く、逆に紫外線が少ない北ヨーロッパやロシアなどの寒い地域が原産の子は色素が薄いと言われています。

 🐱アルビノ(赤)
  →メラニンの欠乏により虹彩が無色透明になり、目の奥にある血管が透けて赤色に見えます。紫外線に弱く、日焼けによるやけどや皮膚がんなどが起こりやすいと言われています。他にもウサギやヘビなどの様々な動物に発症します。

 🐱子猫の目の色は成長とともに変化する
  →生後3ヶ月頃までの子猫の目の色はまだ虹彩の色素量が定着しておらず、キトンブルーと呼ばれる青い目をしています。もちろん成長しても青いままの子もいますが、多くは成長とともに色素の量が増えて目の色に変化が見られます。

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 🐱事故や病気で目の色が変わることも
  →成長以外に事故や怪我、病気により目の色が変化することがあります。その際は動物病院へ受診しましょう。
例)
・赤色へ→結膜炎
・白色へ→白内障
・緑色へ→緑内障
・黄色へ→肝臓疾患や黄疸
・黒色へ→角膜黒色壊死症

 目と毛の色の関係性
  🐱青(ブルー、アクア、サファイア)
   →寒い地域原産や白・薄い毛色の子に多いと言われています。また、色素の薄い青い目の遺伝子は劣性のため他の目の色の子よりも数が少なく、シャム猫やラグドール、ヒマラヤンなどの純血種に多いとされています。

  🐱緑(グリーン、エメラルドグリーン)
   →青と同様に寒い地域原産の子に多く、純血種であればロシアンブルー、ベンガルがあげられます。また、毛先などの体の一部だけに濃い色がある被毛を持つ子にも多いと言われています。

  🐱ヘーゼル(グラデーションカラー)
   →虹彩のメラニン色素の薄い子と濃い子のミックスによく見られ、ヨーロッパ系×日本猫のハーフにも多いとされています。

  🐱黄(イエロー、ゴールド、アンバー)
   →虹彩のメラニン色素が強めの遺伝子です。日本猫や暖かい地域原産の子に多いと言われています。また、猫の祖先であるリビアヤマネコ、同じネコ科のライオンやトラも黄色みが強い目の色が多いです。

  🐱銅(カッパー)
   →最も虹彩のメラニン色素量が多い遺伝子です。日本猫に最も多いとされています。

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  🐱オッドアイ
  →左右の目の色が異なることを指し、片目だけメラニン量が少なくなる先天的な遺伝子の異常が原因と考えられています。片方どちらかが青、もう片方がオレンジやグリーンなことが多く、白猫や純血種のターキッシュバン、ジャパニーズボブテイルに多いとされています。また、メラニン細胞は聴覚と深い関わりがあり、青い目側の耳に聴覚障害が起こることが多いとされています。

  🐱黒目はいない
  →橙赤色をつくる亜メラニンを多く持っているため、虹彩が黒くならないと言われています。

いかがでしたか?🧐
目の色や目・毛色の組み合わせの決定にはメラニン色素の量が関わっていました。今度ネコちゃんを見かけたときに思い出していただけると嬉しいです!また、事故や怪我、病気で目の色が変わってしまった場合は受診をお願いします🏥

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