マダニについて

今回は、暖かい季節になっていくと活動が活発になる「マダニ」についてお話したいと思います
マダニは毎月予防をしていてもついてしまうことがあります。
特にワンちゃんはお散歩の際に草むらに入っていくこともあり、マダニが付きやすいです(..)

↓吸血後のマダニ
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【マダニがつきやすい場所】

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・おしり周り
・胸部
・耳
・目、鼻、口の周り
・内股
などの毛が薄い部分につきやすいです。

【マダニの取り方】
・専用ピンセットで取る
・動物病院で診察をしてもらう

吸血中のマダニは手で引っ張っても簡単には取ることはできません💦
無理に取ってしまうとマダニの口が皮膚に残ってしまい炎症の原因になってしまいます。
近くの動物病院がやっている時間帯であれば自宅で取るのではなく病院を受診して取ってもらいましょう🐶

【感染症の危険】
マダニは多くの病原体を持っている寄生虫です
マダニ病原体保有率は0~数%と言われていますが、感染症による死亡例も報告されています。
潜伏期間のある感染症もあるため、除去した場合でも数日間は様子を観察するようにしましょう

(代表的な感染症の一例)

💣SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
SFTSウイルスを運んでいるマダニに咬まれることで感染する病気です。
犬は感染しても無症状であることが多いですが、猫は元気・食欲消失、 黄疸、発熱、嘔吐が認められます。
人間に感染すると、約6日~2週間の潜伏期の後、発熱や消化器症状、頭痛、筋肉痛、神経症状、皮下出血や下血などが認められ、命を落とすこともある恐ろしい感染症です 💦
SFTSウイルスに対するワクチンや有効な治療法は見つかっていないため、予防がとても大切です✨

💣バベシア症
バベシア原虫が赤血球に寄生して、破壊します。感染した犬猫には貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れ、急性の場合は黄疸や衰弱などによって死に至ることもある病気です。

💣ライム病
マダニが媒介するボレリアという細菌によって引き起こされる病気です。
日本では北海道で比較的多く発生しています。
目立った症状がないことも多いですが、元気や食欲がなくなり、ふらつきがみられることもあります

近年では動物から人への感染も確認されている危険な虫のため、毎月の予防だけでなく、わんちゃん、猫ちゃんが外に出た場合は身体を触ってマダニがついていないか確認してあげてくださいね🐶😽

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